あなたは今健康であると言えますか?
まず健康の定義が人それぞれ異なるかと思いますので、自分では健康だと思っていても他人からしたら健康ではないかもしれませんし、その逆もあり得ますよね。
今回は風俗通いしている男性は、特に注意したい感染症についてご説明していきたいと思います。
風俗は、見ず知らずの相手から性的サービスを受けます。
別の言い方をすると、恋人でもない人と身体を擦り合わせたり、粘液の接触を行います。
誰とどんなことをしているのかわからない複数の相手とこういった関係を持つとなると、起きるリスクが高まるのが性感染症です。
これは風俗に限ることではなく、性行為を行ったことがある人全てに感染している可能性のある病気になりますが、やはりお仕事として行っている以上は普通の女の子に比べると確率が高まります。
ということで今回は、性感染症の中でも有名で、最近増加傾向にあると言われている「梅毒」についてお伝えいたします。
楽しい風俗であれど、女の子もお客さんも安心安全に利用できることが理想です。これは他人事ではありませんので、ぜひ風俗店を利用する前にご確認いただけたらと思います。
梅毒ってなに?
梅毒とは
梅毒は、学生の頃の保険の授業などでも聞いたことがある病名なのではないでしょうか?
しかし具体的な症状などはわからないかたも多いかと思います。
そもそも梅毒とは、江戸時代に遊女が感染する病気と言われ長い期間を経て症状が表に出る前に重症化し、「不治の病気」「死の病気」だと言われていました。
しかし現代では、医療の発達により梅毒によって死に至るということはほとんどなくなり、感染の発覚が遅れない限りは治療によって完治する病気です。
しかし他の性感染症と同様に、梅毒も感染してから症状が出ることはほとんどなく気付かぬうちに他人に感染させてしまったり、自分の中で重症化しているという怖いところがあります。
梅毒の症状
梅毒は、感染してから約1週間から13週間の潜在期間を経て症状が現れます。
感染してからすぐは症状が出ないため気付かぬうちに病気が進行していきます。
第1期
感染してから約3週間ほど、感染した部位にしこりができることがあります。
また、股のつけて部分のリンパ節が腫れ上がることもありますが、治療せずとも症状は治ります。
第2期
治療をしないまま3ヶ月以上経つと、病原体が全身に巡り、手のひらや足の裏、体全体にうっすらと赤い発疹が発症することがあります。
この症状は小さなバラのように見えることから「バラ疹」と呼ばれています。
発疹自体は治療をせずとも症状は治るものの、再発を繰り返すことがあります。
第3期
感染して数年が経過すると、皮膚や筋肉、骨などにゴムのような腫瘍が発生することがあります。
場合によっては、心臓や血管、脳などの臓器に腫瘍が発生し死に至るということもないことはありません。
梅毒の感染経路
風俗は基本、本番行為は禁止とされていますので、本番をしなければ性感染症にも感染しないのでは?と思っている方も少なくともいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし、梅毒を含めた性病の感染経路は、粘膜同士の接触です。
キスやフェラチオ、くんにリングスなどと呼ばれるオーラルセックスで感染するということを覚えておきましょう。
梅毒の予防方法
ではどういった予防方法が一番効果的なのかというと、フェラチオをするときやパートナーとの性行為を行う際には、しっかりと避妊と性病予防のためにもコンドームを着用すること。
また、先ほど紹介した症状があらわれた場合には迅速にクリニックを受診すること。
また症状はなくとも、不特定多数の方とエッチなプレイを行う方は定期的に検査を受けて早期発見できると良いでしょう。
保健所、性病科、泌尿器科
風俗で感染する可能性の高い感染症
今回ご紹介した「梅毒」の他にも性感染症は多く存在しており、風俗に限らず一般の方でも知らない間に感染し、他人にも感染させてしまっているのです。
先ほども書きましたように、性感染症は本番行為をしなくとも感染する病気で、感染してそのままにしておくと、他人に感染させてしまうことはもちろんのこと、最悪の場合死に至ってしまうことのある怖い病気なのです。
風俗を利用することで感染する確率の高い性感染症をご紹介します。
エイズ
性行為やオーラルセックス、身体の傷口などの粘膜同士の接触により感染します。
感染してからの初期症状としては、発熱、発疹、リンパ節の腫れ、慢性的な下痢、筋肉痛などが起きます。
淋病
性行為やオーラルセックスなどによって、粘膜同士の接触で感染します。
感染してからの初期症状としては、陰部のかゆみ、痛み、悪臭が発生します。
クラミジア
性感染症の中でも感染数が最も高いのが「クラミジア」です。
性行為やオーラルセックスなどによって感染します。特にディープキスをすることで咽頭の感染確率が高まります。またごく稀に、洋式便座や銭湯や温泉などの大衆浴場タオルなどから感染する可能性もあると言われています。
感染してからの初期症状としては、尿道の痒みや不快感、排尿時の痛み、尿道から膿が発生する、精巣上体が腫れるなどの症状が発生します。
ヘルペス
性行為やオーラルセックスなどによって感染します。性器から性器、性器から口、口から性器へも感染します。
感染してからの初期症状としては、隠部の痒み、皮膚に赤い水膨れが発生する、太もものリンパ節の痛み、腫れ、発熱や幹部の痛み
これは口にも感染し、一度感染してしまうと完治するのは難しいと言われています。ですので、ストレスなどを溜め込んでいると、再発します。症状が出ている間は、性行為やオーラルセックスはしてはいけません。
お互いの身を守るために
性感染症は誰が原因か突き止めるのは難しい病気です。
風俗で働いている女の子だからというわけでもありませんし、むしろ風俗嬢の女の子たちこそ、定期的に検査を受診し、改善してはの繰り返しなのです。
自分自身の身を守るためにも、女の子のためにも、他のお客様のためにできることは、まず自分が感染症を持っていか病院で検査を受けること、そして日々の対策が重要となってきます。